12月例会
                

 今月はクラブ内コンテストである。今年撮った写真を一人3点提出し、先生に評価してもらい、推薦1点、特選5点、入選10点を決めてもらう。
 作品の中には12月7日茅写連のコンテストで特選や入選した写真が並んでいる。
 コンテストのお手伝いで先生がピックアップする様子を間近にみた。 この作品は当然に選ばれるものと作者もお手伝いしている私しも思っていたが、先生はその作品に目もくれずに素通りしてします。また、自分の作品を取り上げられるかなと思ってみていると緊張の連続であった。


今月の作品
朝もや 赤富士 かもめ劇場


今月の堀田先生の話
 写真には二つのタイプがある。
   1、いいところを撮ったなと写真。
   2、感動が伝わる写真。
 撮影に際しても二つのタイプがある。
   1.無意識に撮るタイプ。
   2、問題意識を持って撮る。作者の思いをどのように伝えるかを考えながら撮る。



 
朝もや

作者の話

 先月、古郡先生に見てもらい空と右辺を切り詰めました。裏磐梯の秋元湖の夜明けです。雲が多くて日の出は撮影できなかたが、靄が発生し素晴らしい光景が出現した。三脚を置いてきぼりにして、ワクワクしながらカメラを抱えて河畔を駆け巡りながら撮りました。


先生の話
 山宮さんの作品かと思いました。水墨画のような幽玄の世界が良く出ています。いい色彩は感動を伝えます。カラーで撮ってモノトーンの調子をうまく表現しています。黒、灰色、しろをよくまとめ感動を伝えています。色には歓楽的なものと精神的なものがあります。この作品の色彩は後者です。
 よく見ると水面のトーンが素晴らしいのでアンダー気味にしてトーンを出してみたらどうでしょう。

作者追記
 上の写真は、水面のトーンをアンダー気味にしたのもです。プリントが楽しみです。
 特選の5点の中に入って作品です。
 
赤富士

作者のはなし

 山中湖で撮影した日の出の写真です。ディジタルカメラで撮影したものです。スライド写真のようなラチチュードの狭く、はっきりした写真に仕上げようとしました。カメラの設定でコントラスト、シャープネス。彩度を強くしています。
 さらに、画像処理ソフトで処理しました。

先生の話
 これは(タイトルをみて)、赤富士ではないですね。茶です。画像処理で塗りつぶしレイヤーをつくり赤くしたらどうでしょうか。

作者追記
 私は気にいっている写真ですが、先生から見ると違うらしい。年賀状に使うことにする。


かもめ劇場

作者の話

 12月はじめ、ディジタル写真展に見学に行ったとき堀田先生に教えていただいた画像処理方法を早速使ってみました。
 みなと未来の川沿いの欄干の並んでいるかもめを観客に見立てたコロシアムのような劇場にしてみました。空の部分が真ん中に白く残ってしまったのが残念です。

先生のはなし
 右半分を使ってつまり、右側を鏡像にして空に抜ける煙突のようにしても面白いですね。

作者追記
 回転技法を使っただけで感動を伝える作品にはなっていない。技法の習作に過ぎない。


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