2004年3月例会
今月の古郡先生の話
 カメラが撮った写真ではなく、自分の撮影意図を+αすることによって、自分が撮った作品になるの。常に+αを考えてください。
 私(渡利)は、この場面いいなと思ってまずシャッターを押す。撮影したデジタルの画面を見ながら、うーん「これでは単なる説明、紹介写真だ」と思いながら、画角を変え、位置を変え、アングルを変え、ズーミングしながら、訴えるものを探し出している。これが先生の言う+アルファか!。
作者の話
 3月18日山形県羽黒山で撮影。前日の17日は5月の気温で暖かく羽黒山にも春が来たと思ったが、翌朝雪になり2月の気候に逆戻りした。雪景色を撮影にきた私には幸運だった。
 降り注ぐ春の雪の軌跡を撮ろうとしたが背景の白に埋もれて叶わなかった。手前のブナの木に赤みの残る葉をポイントに三角構図にして、物音ひとつしない静かさを表現した。
先生の話
 銀静寂感のある写真です。皆さんは幸せですこんな素晴らしい写真を見られるのですから(ちょっと褒めすぎですね)、降る雪は霧がかかってるようで印象に残る写真です。
 タイトルに一工夫が必要ですね。(後で、「雪景色」を「春雪のブナ林」に変えました。)
    <氷の仏像>
作者の話
 氷の写真を画像処理ソフトで処理したら仏像のようなフォームになりました。
 「フィルタ」/「変形」/「極座標]/「極座標を直行座標に」で処理。
先生の話
 面白い写真になるのですね。飛まつが動いているようで宇宙を見るようです。
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