11月例会作品と先生の話 |
「光の輪」 裏磐梯桧原湖の日の出。安達太良山から太陽が出て桧原湖にまぶしい光が入る。同行のYさんがこれを撮りなさいと教えてくれる。私ではまったく気がつかないポイントである。 よくみると、湖に出ている小さな木の株に風に吹かれた波が寄せあたっては小さな輪を作っている。そこに低い朝の陽があたり光の輪ができ、あたかも光が遠くから跳ねながらやってくる。赤い光の宝石のようである。 <古郡先生> ●面白い写真です。 |
「薄紅色の湖面」 桧原湖の朝。雲っていて日の出を見ることはできなかった。朝の光が空全体に薄紅色に染めた。撮ったときはなんでもない写真と思っていたが、作品にしてみると薄紅色の空と湖面の幻想的な雰囲気になった。 <古郡先生> ●裏磐梯は素晴らしいですね。空の部分をトリミングしたら、湖面の色が際立ちます。 |
「落葉松の紋様」 裏磐梯の11月は落葉松の綺麗な季節である。道端には落葉松でじゅうたんひきつめたようになり、その上を歩くと柔らかくとても心地いい。 小さな池の水面を覆っていた落葉松が、朝の風に吹き寄せられると水面が現われ樹木が水面に映りこみさわやかの情景を作り出している。 水面にピントを合わせて撮影した。。 <古郡先生> ●作者は水面にピントをあわせていますが、水面の落葉松にピントを合わせたらどうなるのでしょうか?。違った作品になるのではないでしょうか。 ◆同行のyさんは、先生の言われる落葉松にピントを合わせた作品を撮っていた。私は水面しか見ていなかったのが、一つのモチーフを多角的に見るべきだと思った。 |
KK |
今月の先生の話(古郡先生) 〇 <画面サイズ> 画面サイズは、既存のサイズにこだわらず、作品によって自由にしてよい、新鮮味が出る。 〇 <情景描写> 作品に情景描写を入れるべきか、入れないほうがいいか。場面により異なる。 〇 <からーはおさえる> 風景写真はカラーの色をおさえて1,2色にするとよい写真になる。 〇 <ロマンはガマンだ」 作者の狙いが出現するまで、待ってまってシャッターチャンスを待つ、そこにいい作品が生まれる。 〇 <独自の目> みたものをストレートの撮影するよりも、独自の目で捉えよう。 〇 <ピントの合わせ方> 28ミリ〜300ミリのレンズを使うとすれば、望遠の300ミリでピントを合わせ、ズームダウンして構図を決める。 〇 <スナップは粘り強く> スナップで人物を撮るとき、撮らないでくださいといわれることがあるが、粘り強くお願いするか、他の人に当たってみよう。 まず1枚撮って「コンテストに出すので許可をお願いします」と言えば多くの場合OKです。 〇 <バランスを崩せ> バランスを崩せ、構図どおりに撮るな、構図どおりだったらつまらない作品にしか過ぎない。 |