小江戸 佐原
 小江戸とよばれる千葉県佐原は、江戸川の支流小野川沿岸に立地し、問屋や醸造などが軒を連ねてきた。現在も往時を彷彿とさせる古い商家が立ち並べ、水郷の情緒をかもし出している。

 平成8年に、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
 佐原は「山車」を14台持っており、夏と秋に祭りに披露される。

 7月中旬の金土日に「八坂神社の祇園祭」
 10月の第2金土日に「諏訪神社の秋祭り」がとり行われる。
2003年1月26日    オリンパス C2002Z
 左、福新呉服屋は明治28年に建築された。火災に備えて前面と側面が土蔵作りになっている。

 右、小堀屋そば店は明治33年建築。蕎麦つくりの秘伝や道具が土蔵とともに残っている。
 ここで、ざるそばと十勝昆布入りの蕎麦「くろきり」を食べる
正文堂書店 明治13年建築 登り龍下り龍を配した立派な看板と防火造りが重厚な建物
中村屋商店 安政2年1855年建築 明治の初めから荒物、雑貨、畳を商う
正上 天保3年1832年建築 油屋、醤油屋を経て戦後佐原名物「佃煮」の販売をする。
建物は建築当初のままで江戸時代の店構えを残している。
三菱館 大正3年建築  川崎銀行佐原支店として使われていた。現観光関内所
伊能忠敬旧宅 完成5年1793年建築 と桶橋
忠敬が30年余り過ごした母屋と店舗はそのまま残されている。
忠敬は50を過ぎてから、日本全国を歩いて測量し、実測図「大日本沿海輿地全図(伊能図)を作成した。
八坂神社の春を待つ樹木
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